最新の記事

[過去の記事]

原油相場は5営業日続伸でコロナショック後の高値を更新しています。サウジアラビアによる日量100万バレルの自主減産により 市場は下支えられており、景気刺激策への期待感もあってショートカバーが相場を押し上げています。

1月8日の NYMEX WTI 原油先物の終値は前日比$1.41高の$52.24/bblで、引け後の時間外取引は$52/bbl台後半です。

コロナ禍を巡っては感染拡大が続けば景気対策期待で収まれば需要回復期待ということで、どちらに転んでも原油相場には弱材料と はなっていません。

そしてサウジアラビアが昨年の歴史的減産に続いて相場の下支えに不退転の決意を示しており、今年第1四半期には大幅な供給不足 が見込まれるため、原油先物が下げる可能性はかなり低くなっています。

その突然のサウジ減産を受けて、アジアの旺盛な需要は北海原油やその他の供給先に向かっているようです。

 ■ Asian Buyers Rush To Secure North Sea Oil After Saudi Surprise Cut (OilPrice.com)

WTI 先物の期近2限月の順鞘もわずか2セントに縮小し、余剰感の低下をうかがわせます。

ベーカー ヒューズによると、1月8日時点の全米の油井リグ稼働数は275基で前週比8基増。7週連続の増加です。

最も減少した昨年8月からは既に60%増加していますが、コロナ禍前の600基を超える水準までの回復は遠い状況です。

引け後に米国商品先物取引委員会 (CFTC) が発表した1月5日時点の建玉報告では、ヘッジファンドによるWTI 原油先物の買い越し幅は前週比0.4%減で3週連続の縮小です。買い玉は3週振りに40万枚台に乗せましたが、売り玉の増加がそれを上回ります。

 (参 考図表)

総取組高は前週比2.3%の217万枚で、昨年5月中旬以来の高水準となりました。

最新情報&更新情報

2021.1.6 日本の需給を更新しました。
2021.1.7 米国の需給を更新しました。
2021.1.9 CFTC NYMEX建玉報告を更新しました。